2025年4月に総合政策学科に竹内 桂(たけうち けい)先生が着任されました
2025年4月より新たに竹内 桂(たけうち けい)先生が加わりました。インタビュー形式で竹内先生を紹介します。
竹内先生の研究分野と、現在取り組まれている研究テーマについて教えてください。
私は政治学で博士号を取りました。政治学は幅広い内容を含みます。そのなかで私は政治史、特に戦後日本政治史を中心に研究しています。もともとは歴史に興味がありました。小学生の頃には、まんがの日本の歴史をよく読んでいて、社会科は好きな科目でした。必ずしも明確な意識ではなく、漠然とした関心のなかで、大学は文学部日本史専攻に入りました。大学が終わっても就職をせずに大学院に進学しましたが、打ち込んだテーマでは博士論文をまとめることができず、30代前半で退学しました。
退学しても生活をしないといけません。博士後期課程の頃から、所属した大学に寄贈された首相経験者の史料の整理作業の仕事に就いていました。そのなかでこの首相を政治史研究のなかで位置づけることで博士号を取りたいと思い、政治学の大学院に入り直すことを決め、二度目の博士後期課程入学となりました。その研究のなかで、関係者へのインタビュー、史料発掘をしながら、ようやく43歳のときに博士号を取得しました。首相経験者の研究ですから、中央政界、特に自民党に所属した政治家や自民党による政治について研究をしています。今の関心は、1955年に自民党が結党される過程のなかで、第二保守党と呼ばれた政党がどのようなものだったのか、その政策や所属した政治家に着目しています。
また、私はポストを探すなかで、赴任した地域の政治、歴史についても研究すべきだと考えてきました。戦後政治がメインになると思いますが、茨城県の近現代史に関する史料の発掘、関係者のインタビューなどを行っていき、地元に貢献したいと考えています。
退学しても生活をしないといけません。博士後期課程の頃から、所属した大学に寄贈された首相経験者の史料の整理作業の仕事に就いていました。そのなかでこの首相を政治史研究のなかで位置づけることで博士号を取りたいと思い、政治学の大学院に入り直すことを決め、二度目の博士後期課程入学となりました。その研究のなかで、関係者へのインタビュー、史料発掘をしながら、ようやく43歳のときに博士号を取得しました。首相経験者の研究ですから、中央政界、特に自民党に所属した政治家や自民党による政治について研究をしています。今の関心は、1955年に自民党が結党される過程のなかで、第二保守党と呼ばれた政党がどのようなものだったのか、その政策や所属した政治家に着目しています。
また、私はポストを探すなかで、赴任した地域の政治、歴史についても研究すべきだと考えてきました。戦後政治がメインになると思いますが、茨城県の近現代史に関する史料の発掘、関係者のインタビューなどを行っていき、地元に貢献したいと考えています。
研究が社会や実社会にどうつながるとお考えでしょうか?
すでに述べたように、私が専攻しているのは日本政治史です。政治史をはじめとする歴史は、過去におきた事柄や人物について扱うので、現状とは無関係のことを研究していると思われるかもしれません。しかし、歴史に限らず、どの分野の研究も、現在起きている事柄と密接に結びついています。イギリスの歴史家エドワード?ハレット?カーは、「歴史とは、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話」であるという有名な言葉を残しました(E.H.カー著/清水幾太郎訳『歴史とは何か』岩波新書、1962年、40頁)。カーのこの言葉をどう解釈するか、それは人それぞれでしょう。私は、過去の積み重ねのうえに現在があり、その現在を分析する際に歴史的なアプローチが一つの有効な手立てとなると述べているとみます。政治史の場合は、中央政界の過去の出来事、動きが、現在の政治にどのような影響を与えているのかを知る手がかりを与えているとみてよいと思います。
学生との関りで楽しみにしていることはありますか?
講義やゼミにおける学生との対話を通じて、学生と共に成長していくことができるようになればよいですね。
188bet体育_188bet亚洲体育备用-投注*平台、総合政策学科の第一印象はいかがでしたか?
一人一人の学生と教員との距離が近いと感じています。
最後に、これから本学で学ぼうとしている学生たちに一言メッセージをお願いします。
有意義な学生生活を送れるように打ち込んでいただければと思います。教員はそのためのサポートを惜しみません。
研究?教育に真摯に向き合う先生の姿勢に触れ、興味深いお話を伺うことができました。これからも学生とともに歩む先生の活躍にご注目ください。